テフロン(PTFE)は電気関係や高温腐食性流体を扱う化学的機械的用途において広く利用されています。
パッキン、チューブ、ホース、剥離材、絶縁材、断熱材、摺動材、ベアリング、スリーブ、フランジ、ワッシャーなどの素材として用いられます。
このページではテフロンの加工方法や当社での加工事例、特徴や用途についてご紹介します。
ポリテトラフルオロエチレン (polytetrafluoroethylene, PTFE) はテトラフルオロエチレンの重合体で、フッ素原子と炭素原子のみからなるフッ素樹脂(フッ化炭素樹脂)です。テフロン🄬の商品名で知られています。化学的に安定で耐熱性、耐薬品性に優れるプラスチックです。
現在では日用品、特にフライパンなどの調理器具の表面のコート塗装などに多く使用されています。食品、調味料による侵食に強く、また摩擦が小さいことから食品の焦げ付きを防ぐ役割を担っています。
また、電気関係や高温腐食性流体を扱う化学的機械的用途において広く加工用素材として利用されています。
様々な分野でパッキン、チューブ、ホース、剥離材、絶縁材、断熱材、粘着テープ、摺動材、耐熱コンベアベルト、ベアリング、スリーブ、フランジ、ワッシャーなどの素材として用いられます。
潤滑や撥水機能の向上を目的として他の合成樹脂・油脂などへの添加剤としても使われています。
PTFE他のフッ素樹脂は化学的に非常に安定していますが、高温の溶融アルカリ金属やフッ素系ハロゲン間化合物には徐々に侵される場合があります。
プラポートでは工作機械を使用した切削加工でテフロン(PTFE)の各種部品を受注製作しています。
切削加工とは、ドリルやエンドミルなどの工具を使用して表面を削ったり、穴をあけたりして必要なサイズ、形状に成形する加工方法です。
金型が必要ないため、低コストで1個から精密部品を製作することができます。
テフロン(PTFE)の切削加工では、板・丸棒の形状に成形された材料を使用します。
マシニング加工では主に板・ブロックを材料としています。
材料を固定し、工具を動かして表面を削ったり穴をあけたりすることで精密部品を製作します。
旋盤加工では主に丸棒の材料を使用します。
回転させた材料に工具を当てることで形を削っていきます。
弊社の加工機械の加工範囲と注意事項は加工方法の各ページからご覧になれます。
▶マシニング加工
▶ルーター加工
▶旋盤加工
最大の材料サイズは厚みによって異なりますので、規格サイズ表をご参考ください。
▶ 材料の規格サイズ表はこちら
板厚 | 板厚許容差 | 定尺サイズ | |
1mm、1.5mm、2mm | -0.05 +0.10 | 300×300
500×500 1000×1000 1220×1220 |
|
3mm、4mm、5mm | -0.05 +0.20 | ||
6mm | -0.10 +0.30 | ||
7mm、8mm | -0 +0.8 | ||
10mm、12mm | -0 +1.0 | ||
15mm | -0 +1.2 | ||
18mm | -0 +1.4 | ||
20mm、22mm、25mm | -0 +1.8 | ||
30mm、35mm | -0 +2.0 | ||
40mm、45mm、50mm | -0 +2.5 | ||
60mm | -0 +3.0 | ||
70mm、80mm | -0 +4.0 |
PTFE丸棒(φ1~φ150mm)の規格表はこちら > カットプラドットコム(外部リンク)