アクリルは透明度が高く、耐候性や耐水性にも優れています。
また切断、穴あけ、曲げなど加工の自由度が高いため、水族館の窓をはじめ、コンビニエンスストアなどの看板や自動車のテールランプ、携帯電話の表示窓、液晶ディスプレイ(LCD)用バックライトの導光板など様々な用途に使用されています。
このページではアクリル樹脂の加工方法や当社での加工事例、材質の特徴や用途についてご紹介します。
アクリル樹脂は汎用プラスチックの一つで一般的にアクリル、メタクリル樹脂と呼ばれています。アクリル樹脂の特徴は透明度の高さです。その透明性は樹脂の中でもっとも優れており、無機ガラスをも凌ぎます。
また、耐候性が良く太陽にあたっても黄色くなったりボロボロになったりしません。
アクリルには製造方法が異なる「押出品」と「キャスト品」の2種類があり、「キャスト品」の方が透明度が高く、価格も押出品よりも高価になります。
アクリル樹脂は切断、穴あけ、曲げなど加工の自由度の高い素材なので水族館の透明な窓をはじめ、コンビニエンスストアなどの看板や自動車のテールランプ、携帯電話の表示窓、液晶ディスプレイ(LCD)用バックライトの導光板などさまざまな用途に使用されています。
プラポートでは工作機械を使用した切削加工でアクリルの各種部品を受注製作しています。
切削加工とは、ドリルやエンドミルなどの工具を使用して表面を削ったり、穴をあけたりして必要なサイズ、形状に成形する加工方法です。
金型が必要ないため、低コストで1個から精密部品を製作することができます。
アクリルの各種加工には、板・丸棒の形状に成形された材料を使用します。
マシニング加工では主に板・ブロックを材料としています。
材料を固定し、工具を動かして表面を削ったり穴をあけたりすることで精密部品を製作します。
旋盤加工では主に丸棒の材料を使用します。
回転させた材料に工具を当てることで形を削っていきます。
弊社の加工機械の加工範囲と注意事項は加工方法の各ページからご覧になれます。
▶マシニング加工
▶ルーター加工
▶旋盤加工
最大の材料サイズは厚みによって異なりますので、規格サイズ表をご参考ください。
▶ 材料の規格サイズ表はこちら
板厚 | 幅×長さ (単位:mm) | |
t1、t1.5 | 1000×2000 | |
t2 ~ t10 | 1100×1300、915×1830、1000×2000 | |
t13、t15、t20 | 1000×2000 |
板厚 | 幅×長さ (単位:mm) | |
t2、t3、t4、t5、t6 | 1100×1300、1000×2000 ほか | |
t8、t10 | ||
t13、t15 | ||
t18、t20 | ||
t25、t30 | 1060×1250、1000×2000 ほか | |
t40、t50 | 1000×1000 |
(※)キャストアクリルは使用するメーカーや厚みによってサイズが異なります。
上記表は一般的なサイズで表記しています。
例: t3~t6の場合 1000×2000 → 1060×2060
アクリル透明板 以外の規格表はこちら > カットプラドットコム(外部リンク)