ABS 加工

ABS樹脂は大きな欠点がないプラスチックのため用途は広く、電気製品等の外装や、金属の代替品としてもよく使用されています。軽くて強く切削性が良いため試作品で使用されることも多いです。

加工事例

ABS φ161x5t
マシニング加工

ABS黒 157x31x26
マシニング加工

ABS 87x56x24.5(右)
マシニング加工

ABS 88x114
マシニング加工

ABS 25.8x26.2x11.1
マシニング加工

ABSの加工方法

プラポートでは工作機械を使用した切削加工でABSの各種部品を受注製作しています。
切削加工とは、ドリルやエンドミルなどの工具を使用して表面を削ったり、穴をあけたりして必要なサイズ、形状に成形する加工方法です。
金型が必要ないため、低コストで1個から精密部品を製作することができます。

工作機械を使用した切削加工のほかに、ABSでは溶接加工・曲げ加工が可能です。

ABSの各種加工では、板・丸棒の形状に成形された材料を使用します。

マシニング加工では主に板・ブロックを材料としています。
材料を固定し、工具を動かして表面を削ったり穴をあけたりすることで精密部品を製作します。

旋盤加工では主に丸棒の材料を使用します。
回転させた材料に工具を当てることで形を削っていきます。

*動画内で使用している材料はMCナイロンです

加工手順(マシニング加工)

一例として、右の加工品を製作する場合の手順をご紹介します。

1.プログラムの用意

加工する製品の図面を基にNCデータを用意します。
この時点で加工に使用する工具、工具の動く方向、速度、回転数などの加工条件を設定します。

2.材料の用意

この製品の厚みは5mmの素材厚を使用していますので、板厚5mmのABSの板材(ブロック材)を用意します。
加工代を考慮して少し大きめの幅・長さ(166×166程度)にカットしたものが材料となります。

3.マシニング加工

材料をマシニングセンタにセットし、NCデータ通りに切削加工を行います。
マシニングセンタには「ATC」と呼ばれる自動工具交換装置が付いているので、設定したNCデータに応じて工具を自動で交換します。

4.仕上げ・検査

加工後はバリを排除したり、面取り指示がある場合はそれに応じた仕上げを行います。
最後に寸法、穴径などが正しく加工できているか検査を行います。

加工範囲

材料が用意できるサイズであれば加工が可能です。
最大の材料サイズは厚みによって異なりますので、規格サイズ表をご参考ください。
▶ 材料の規格サイズ表はこちら

※形状、サイズによっては対応できかねる場合がございます。まずはお気軽にお問い合わせください。

ABS樹脂とは

ABS樹脂とは汎用プラスチックの一つでアクリロニトリル(Acrylonitrile)ブタジエン(Butadiene)スチレン(Styrene)の共重合合成樹脂の総称であり、分類上はスチロール系樹脂の一つです。
ABS樹脂は汎用樹脂の中では、ポピュラーな材質で光沢があり外観が綺麗に見えるため、電気製品等の外装に多く使用されています。
軽くて強く、機械的性質はバランスが取れており、成形性も優れていて、印刷特性も良い材料です。

ABS樹脂の長所、短所、用途

【長所】
・機械的強度に優れる
・加工性が良く、切削、接着、溶接のほかにメッキや塗装などの表面加工が可能
・軽量

【短所】
・耐候性が悪く、表面変色や光沢劣化が発生する
・曲げ加工で白化する
・点火すると煤を出して燃え、独特な臭気を発生させる

【用途】
OA機器、自動車部品(内外装品)、ゲーム機、建築部材、電気製品 など 

プラスチック加工なら株式会社プラポート

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ABS板・丸棒の規格サイズ

ABS板 ナチュラル色 規格サイズ
板厚 幅×長さ (単位:mm)
t1 ~ t8 1000×2000
t10 500×1000、1000×2000
t12 ~ t30 500×1000、600×1200、1000×2000
t35 500×1000、600×1200
t40、t50 500×1000、600×1200、1000×2000
t60 500×1000、600×1200
t70 ~ t100 500×1000
ABS板 黒色 規格サイズ
板厚 幅×長さ (単位:mm)
t1 ~ t5 1000×2000
t10 ~ t50 500×1000