ベークライトの
切削加工手順
(マシニング加工)
一例として、左の加工品を製作する場合の手順をご紹介します。
ベークライト 221 x 155 x 5 マシニング加工
ベークライトは電気的特性に優れ電気絶縁材料として最もスタンダードな積層板です。機械的強度、電気絶縁性や耐熱性の特性を活かし、電気部品、半導体、建材など様々な分野で利用されています。
このページではベークライトの加工方法や当社での加工事例、材質の特徴や用途についてご紹介します。


ベークライトとはエンジニアリングプラスチック(エンプラ)の一つで、基材にフェノール樹脂を塗布した熱硬化性樹脂の素材です。ベークライトは機械的強度、電気絶縁性、耐酸性、耐水性、耐熱性(120℃)に優れます。耐アルカリ性は劣ります。フェノール樹脂から出来ているため、PF/PL樹脂と呼ばれることもあります。
原料のフェノール樹脂を紙に塗布して、熱によって硬化させたベークライトを紙ベークライト(紙ベーク)と言います。また同じようにフェノール樹脂を布に塗布して、熱によって硬化させたベークライトを布ベークライト(布ベーク)と言います。
紙ベークと布ベークを比べると、布ベークの方が高価になります。世界で初めて植物以外の原料により人工的に合成されたプラスチックです。紙ベークは電気絶縁に優れ、布ベークは耐衝撃性が優れます。但し、ベークライトは紙や布を基材にしている為、吸水しやすいので注意が必要です。
耐酸器具、電気絶縁材料、機械部品、治具、食器
プラポートでは工作機械を使用した切削加工でベークライトの各種部品を受注製作しています。
切削加工とは、ドリルやエンドミルなどの工具を使用して表面を削ったり、穴をあけたりして必要なサイズ、形状に成形する加工方法です。金型が必要ないため、低コストで1個から精密部品を製作することができます。
ベークライトの切削加工では、板・丸棒の形状に成形された材料を使用します。
マシニング加工では主に板・ブロックを材料としています。
材料を固定し、工具を動かして表面を削ったり穴をあけたりすることで精密部品を製作します。
旋盤加工では主に丸棒の材料を使用します。
回転させた材料に工具を当てることで形を削っていきます。
動画内で使用している材料はMCナイロンです

一例として、左の加工品を製作する場合の手順をご紹介します。
ベークライト 221 x 155 x 5 マシニング加工
加工する製品の図面を基にNCデータを用意します。
この時点で加工に使用する工具、工具の動く方向、速度、回転数などの加工条件を設定します。
この製品は5mmの素材厚を使用しますので、板厚5mmのベークライト板材を用意します。
加工代を考慮して少し大きめの幅・長さ(160×226程度)にカットしたものが材料となります。
材料をマシニングセンタにセットし、NCデータ通りに切削加工を行います。
マシニングセンタには「ATC」と呼ばれる自動工具交換装置が付いているので、設定したNCデータに応じて工具を自動で交換します。
加工後はバリを排除したり、面取り指示がある場合はそれに応じた仕上げを行います。
最後に寸法、穴径などが正しく加工できているか検査を行います。
弊社の切削加工機械の加工範囲と注意事項は加工方法の各ページからご覧になれます。
最大の材料サイズは厚みによって異なりますので、規格サイズ表をご参考ください。
形状、サイズによっては加工対応できかねる場合がございます。まずはお気軽にお問い合わせください。
株式会社プラポートは創業30年のプラスチック加工メーカーです。
幅広い樹脂の切削加工に対応しており、FA装置を始めとする様々な機械に使用される樹脂部品を、
月間1万個以上生産しています。PDF図面のお見積りは最短10分以内で回答致します。
ベークライト加工についてだけでなく、プラスチック部品のコストダウンや金属部品の樹脂化など、
プラスチック加工のことならプラポートにご相談ください!

| 板厚 | 幅×長さ (単位:mm) |
該当種類 |
|---|---|---|
| t1、t1.5、t2 | 1020×1020 |
|
| t3 ~ t50 | 1020×1020、1020×2040 |

ベークライト丸棒の規格表はこちら
プラポートでは、DX FACTORYの工場見学を随時受け付けています。
実際の現場で、自動化やDXの仕組み、ものづくりの裏側をご覧いただけます。
また、樹脂加工や試作・量産に関する無料お見積もりのご依頼も承っております。
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