プラスチックの電気的性質

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プラスチックの電気的性質

 

硬質ポリ塩化ビニルは非常に優秀な絶縁材料であり、ケーブル、電線被覆などにも多量に使用されています。絶縁抵抗が大きく、電気絶縁性に優れている反面静電気を帯びやすく、塵埃を吸着しやすいという欠点もあります。

硬質ポリ塩化ビニル板を排気ダクト、送風機、ファンなどの機器に使った場合、ガス、塵埃と接触摩擦すると静電気が発生してスパークが起こりやすくなりますが、アースを取ることによってガスなどに引火することが防げます。

摩擦等の作用に於いて、静電気の発生が極めて少ない材料の要望が強まり、半導体装置関連など中心に制電プレート、導電性塩ビプレートなどの需要が急増しています。

制電プレートは表面に特殊処理を行っているので、摩耗薬液接触しない限り半永久的に性能が保持します。削って使う用途には切削部分で静電気の発生による埃などの吸着があり、「ND処理液」を塗布することによって摩擦等が作用しない場合は半永久的な静電気除去の効果が得られます。

導電性プレートは均一な練り込みによる製法のため、切削用途に適しています。

 

【参考】

①表面抵抗率(surface resistivity)

ある物質の表面に接した2本の電極間の電気抵抗を単位面積当りに換算した値のこと。

 

②体積抵抗率(volume resistivity)

ある物質の1cm立方体に於いて、その相対する両面に電圧を加えた場合の両面間の電気抵抗のことで材料の電気絶縁性を表す。

 

③飽和帯電圧(saturated charge voltage)

物体が電圧をもつことを帯電といい、絶縁体の摩擦の際にしばしばこの現象が現れる。飽和帯電圧とは、その帯電圧が飽和値に達したときの帯電圧である。

 

④半減期(half life)

上記の飽和帯電圧が、半分の値まで減衰するのに要する時間をいう。

 

⑤耐電圧(withstand voltage)

絶縁物に電圧を加えた場合、一定時間耐える最高電圧をいい、一般に商用周波数の電圧を0から一定電圧まで上昇させ、その電圧を1分間耐えられる電圧で表わす。

 

⑥絶縁破壊強さ(dielectric breakdown strength)

絶縁材料を電極にはさんで電圧を加えていくと電流は増加し材料の絶縁性も失われる。これを絶縁破壊という。破壊電圧を試料の単位厚さ当たりに表わした値を絶縁破壊強さという。

 

⑦誘電率(dielectric constant)

コンデンサ(畜電器)に誘電体(絶縁体)を入れた時の静電容量と、空気を入れた時の静電容量の比をいう。蓄積された静電エネルギーの大きさの程度を表す。

 

⑧誘電正接(dielectric loss tangent)

コンデンサ内での電気エネルギー損失の度合いを表す数値である。 その定義から「タンジェント・デルタ」と呼ばれる。

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