プラスチックの機械的性質

➢ 素材別で加工事例を見る

プラスチックの機械的性質

 

(1)引張応力

引張応力は引張応力-歪曲線における最大応力を原断面積で割った値です。

 

(2)曲げ応力

一般に曲げ応力は引張応力の約1.5倍と考えられています。

 

(3)長期引張応力

熱可塑性樹脂に一定の荷重を加え、長時間保持すると時間の経過につれて変形が増大し、応力を除いても、もとの状態に戻りません。この現象を”クリープ現象”とよんでいます。また長時間応力をかけて歪が増しても破断に至らず、変形が停止する応力の限界を”クリープ限”といいます。

 

(4)くりかえし応力による疲労

一般構造材料においてくり返し応力を受けると材料内部に疲労現象を生じ、強度が低下します。くり返し応力は温度変化による膨張、収縮、あるいは振動によって起こされます。このくり返し応力による強度低下はある程度まで達するとそれ以上進みません。これを疲れ限度、または耐久限度といいます。

 

(5)引張破壊呼びひずみと温度の関係

引張破壊呼びひずみとは、破断時の伸び量をつかみ具間で割った値です。

 

(6)ポアソン比、ポアソン数

物体に外力が作用すると、その力の作用方向(縦方向)に伸び(縮み)をその力と直角の方向に縮み(伸び)を生じます。この割合を表したものをポアソン比、その逆数をポアソン数といい、その値は材料によって一定の値をとります。

 

(7)衝撃強さと温度の関係

衝撃強さとは著しく速い衝撃的な荷重を受けたときの材料の粘り強さ、破壊に対する抵抗力を示す値です。一般に硬質ポリ塩化ビニル板の衝撃強さはJIS K7111にのっとったシャルピー衝撃試験で示され、その数値が高いほど衝撃に対する抵抗力は大きくなります。

【参考】

①シャルピー衝撃試験(JIS K7111-1ePA)

両端支持された試験片の中央をハンマーで打撃破断します。その時、破断に要したエネルギーを切欠き部の断面積で割った値をシャルピー衝撃強さと言います。

②引張衝撃試験(JIS K7160-A1)

試験片の一端をクロスヘッドに固定して、振り子ハンマーでクロスヘッドを打撃した際、試験片に高速の引張衝撃が作用して破断します。その破断エネルギーを断面積で割った値を引張衝撃強さと言います。

③アイゾット衝撃試験(JIS K7110)

試験片の一端を固定して片持ばりとして、垂直に支持した自由端をノッチ方向から打撃し、破断させます。このとき、破断に要したエネルギーをノッチ部の断面積で割った値を引張衝撃強さと言います。

④デュポン衝撃試験

試験片(50×50㎜)を撃芯の間におき、所定の温度にて一定荷重を落下させ1/2破壊する高さを測定したもの。撃芯受台及び撃芯のRは共に1/2in

 

(8)ノッチ効果

硬質ポリ塩化ビニル板の衝撃強さは、一般にノッチ(切欠き)の影響が著しく、これをノッチ効果といっています。ノッチがあるとそこに応力が集中しやすく亀裂が急速に進んで、衝撃強さは極端に減少し、ノッチのないものと比較して1/8~1/10にまで低下します。

 

➢ 素材別で加工事例を見る

 

 

お気軽にお見積りをご依頼ください

honbunn-tel,faxbana-2.jpgme-ruzumennmitumoriirai-1.jpg

問い合わせ.png